博物館のスペシャリストである「学芸員」を目指します。徳島で長年の学芸員経験を持つ教員が実践的に指導します。企画力・運営力がつく資格です。
授業紹介
「博物館展示論」
文化の森の徳島県立博物館で実施される授業です。学芸員の方から、展示の構成方法や説明文の書き方、広報活動など、博物館展示の企画・運営方法を学びます。
「博物館実習Ⅲ」
学外での博物館実習を前に、学生たちが自分たちの手で展覧会を企画します。四国大学の貴重資料の中から毎年テーマに沿った展示を行っています。
凌霄文庫 2025年度 展示テーマ
「江戸時代の出版文化と阿波」
四国大学図書館1階展示コーナー
※凌霄文庫(りょうしょうぶんこ)とは
郷土史・染織研究家として知られた後藤捷一(1892-1980)が収集した「凌霄文庫」は、阿波を中心に四国とその周辺に関する歴史・地理・文学など1万7千点に及ぶ膨大な資料群です。その中には、度々博物館で展示されるなど文化財的価値のある貴重な文献も数多く含まれています。
中学高校で国語教員として教壇に立つための資格です。高校国語の総復習からスタートして、自治体や私立校の教員採用試験合格を目指します。教員志望者を対象とした試験対策ガイダンス、全国規模の模擬試験(年2回)、教員として活躍する卒業生との座談会などを実施しています。
※2022年度 教職教育センター開設
授業紹介
「近代文学講読(児童文学を含む)」
通史的な視野で文学を解釈する方法を学ぶ授業です。芥川龍之介や川端康成、宮沢賢治や 巌谷小波などの作品を読み、研究史を知り、互いに意見交換をしながら、自分の解釈を表現していきます。
「国語科指導法Ⅳ」
ICTを導入したこれからの「古典」授業の可能性について考える実践的な授業です。電子黒板やLMSなどを活用するための技術・指導方法を習得します。
資格取得をめざす学びの中で、実際の図書館を活用し、情報を正しく読み取る力や、分析・活用する力を養います。
実地で学ぶことで、情報を扱う専門職としての視野と資質を育むことができます。
授業紹介
「情報サービス演習」
情報検索や調査支援の力を、実習を通して養います。図書館司書に必要なICT活用力も、実践的に学びます。
「学校経営と学校図書館」
学校図書館に関する基本的な知識を学びます。なぜ学校に図書館があるのか——その歴史や仕組みをひもとき、これからの読書環境について考えます。
学生GP活動
図書館の魅力を発信する学生グループ「テニトル」は、県内の社会教育機関と連携し、図書館や読書の楽しさを伝える活動に取り組んでいます。
イベントの企画・展示・読み聞かせなどを通して、地域の文化や交流の場を作り出しています。
日本語を母語としない学習者に日本語を教えるのが「日本語教員」です。近年、国内企業や学校などさまざまな現場から求められている存在です。日本文学・文化について学びながら、グローバル社会の最先端で活躍する力をつけることができます。
授業紹介
「日本語教授法」
学習者の目的やレベルに合った教授法や教材を選ぶ方法を学びます。四国大学の外国人留学生のための日本語授業の見学も行います。
「日本語音声学・音韻論」
外国人に日本語を教える教員として必要な、日本語の発音の知識やルールなどを勉強します。五十音図の仕組みに始まり、日本語の子音や母音、アクセントやイントネーションがどのように発音され使い分けられているのか、などを学んでいきます。