「保育方法」「児童文化」「障害児保育」などの授業では、少人数クラスで、紙芝居・ パネルシアターの実演、手遊びと折紙の実際、絵本・おもちゃの製作など、保育現場 ですぐに実践できる力量を養います。
「保育総合演習」では、10名から15名のゼミに分かれて、幼児期における「環境問題」 「男女共同参画社会」「福祉問題」「健康」などの多彩なテーマを共同で研究すると ともに、その成果を「ほいくまつり」に生かしています。
また、「保育総合演習記録集」としてまとめ、発表しています。
特にピアノのレッスンでは、初心者でも基礎から丁寧に指導するとともに、無料で利 用できる個人レッスン用ピアノも十分備えています。
本学では、より高い実践能力を養うため、入学直後から資格取得に必要な保育・教育実習の他に、本大学の附属施設「西富田乳児保育所」「四国大学附属保育所」「四国大学附属幼稚園」に於いて保育体験学習が出来る機会を設けています。
乳幼児と直積的な触れ合いを通して学びたい学生は、各自の空き時間を活用し自主的・主体的に保育現場を体験できます。
幼稚園や保育所、その他の福祉施設での教育・保育実習をはじめとして、地域に開放された 「ほいくまつり」を 6月に「こどもひろば」を11月に開催し、子どもたちと直接触れて学ぶ体験を大切にしています。
各種の楽しい行事(オリエンテーション・ゼミナール・新入生歓迎会・研修旅行・中四国保育学生研究大会など)やクラス・担任制、オフィスアワー(教員と気楽に何でも相談できる時間)の設定を通して、学生相互や教職員との人間的なコミュニケーションを 図っています。
■保育体験学習を終えての感想 |
幼児教育保育科1年 西岡 史恵 今日は初めての保育体験学習でした。私は4歳児のクラスに配属されました。保育室に行ったら子どもたちが寄ってきてくれて「遊ぼう」と誘ってくれました。初めは何をしたらいいのか分からず、ただただ子どもの要望に応えるばかりでした。紙でお金を作っているうちに、ある男の子が手紙を書いてくれました。名前と絵を書いて「はい、先生」とくれた手紙は、何を書いてあるのかわからない手紙だったけれど、とてもうれしかったです。 そんな遊びをしているうちに、ご飯の時間になりました。ご飯を各組に配るお手伝いをしました。子どもたちも手伝ってくれました。台車を押していくうちに男の子たちが強く押しすぎていたので私が「止まって、止まって」と言って止めようとしたけれど、止まってくれませんでした。でも、私が「ご飯をおいてくるまでちょっと待っていて」と言うと、待っていてくれました。目を合わせてきちんと言葉で言うと伝わるんだなと実感しました。 僅か1時間だったけれど、そんな短い時間でも私を「先生」と呼んでくれて本当にうれしかったです。2年後、こんな嬉しさいっぱいの日々がくるのかなと思うとますます保育者になりたいという気持ちでいっぱいになります。今日は、先生の言葉がけなどをみる余裕がなかったので、2回目は少しずつ見ていけたらいいなと思います。 |